とれそうだったから

よーしいまだ 見張りはいない ボクの使命を まっとうするのは 今しかないぞ 高鳴る心臓 ドクンドクン 見つめ合うボクら 段取りはバッチリだ 時を止めて あたまの帽子に 手をかける 力をこめると 意外とあっけなく 帽子は取れた ボクの手の中で 恥ずかしそうに にっこり笑う 「はじめまして」 天に向かって 大きな穴が あいていた 驚きを 隠すように 帽子を被せる そっとね きっと また会おう